※家を建てる費用~土地なしの場合こそ家にかかる費用を先に調べよう!

家と土地、そして諸経費。

この全てを合わせた金額が”家を建てる総予算”です。

 

ですので、逆を言えば、総予算が決まっているのに、土地にだけドーンと予算を使っちゃったら。。。。

 

希望の家を建てられない!

楽しみにしていたソファが買えない!カーポートも作れないし、ウッドデッキも夢で終わっちゃう~???!ってなっちゃいます。

 

だから土地の購入から、の場合こそ!!大まかでもいいので自分たちの希望の家がどれくらいのコストがかかるのかをまずは知っておく必要があります。

家にかかる費用を必ずザックリでもいいので把握してから、土地探しをスタートしてください。

でも、

「え?家にかかる費用と諸経費なんてどうやったらわかるの?」

そうです、ここで立ち止まってしまいますよね。

 

案外と注文住宅の場合は、その家を建てるのにいくらかかったのか、の情報ってわかりにくいんですよね。(建て主さまにとっては個人情報ですからね)

カタログとかにも、ハッキリ記載されてません

かといって、直接、工務店とかに問い合わせをすると営業がしつこそうで、怖いですよね。

 

この記事では、自分でネットで調べた建物本体価格を元に、自分でザックリと家にかかる費用を知る方法を住宅設計のプロがご紹介します。

 

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目次

”家を建てる費用”をザックリ知る方法

 家を建てる費用

家にかかる費用に普通はない

住まいの設計の仕事をしていると、本当によく尋ねられる質問に「大体家を建てると、普通くらいかかるんですか?」があります。

4人家族の家だったら、だいたい一緒でしょう?って思われるかもしれませんが、それって、「5人乗りの車だったらだいたい値段は一緒でしょう?」と言ってるのと同じだと思ってください。同じ5人乗りの車でも格安のコンパクトカーからベンツまでお値段は幅広いですよね?家の場合も同じことです。

家に対する要望や工法で全然違いますので、経験豊富な私もズバッとここでお知らせできません。

 

イメージが近い家を参考にザックリ計算


自分たちのイメージに近い家を建てるには、いくら必要なの?

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●雑誌に載ってるお洒落な住宅の値段は本当は違うらしいし、家を建てたお友達に露骨に「いくらかかったの?」って聞くわけにもいかない。

 

●大手ハウスメーカーのパンフレットって値段が書いてないんだよね~。

 

●モデルハウスや工務店に行って話を聞こくと、しつこい営業されそうで怖くて気軽には行けない。

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わかります。わかります。

 

そういう場合にお薦めな方法をひとつご紹介します。

 

[box class=”glay_box” title=”家にかかる費用+諸経費”]

 

①まずはネットで家づくりの実例の建築費用がザックリとでも良いので紹介されているサイトを探してみて下さい。

参考サイト
  ↓
住宅情報サイト「家づくりナビWEB」

 


②そうしましたら、実例の中で広さや間取りなど自分たちの要望に近いイメージの住まいをひとつピックアップして下さい。

③そして、そこに記載されている価格とか建物費用とかコストとか(サイトによって表現はいろいろ)の情報をリサーチ。

④もし、○○万円~○○万円というあいまいな表示であれば金額の高いほうの金額をチェック。

⑤そしてそのリサーチした金額は「建物本体価格のみ」ですので、下記の「家を建てる時にかかるそれ以外の費用の平均値(当事務所過去データ調べ)」をプラスします。

 

【建物本体価格以外の費用の平均値】

●付帯工事として、120万円。

●外構工事として、150万円。

●諸経費として、220万円。

合計490万円

 

(ちょと、それ以外にかかる費用の金額の大きさに驚くかと思いますが、この点については長くなりますので別記事で詳しくご紹介することにして、今回は割愛いたします)

 

⑥そこで出た金額が、家と諸費用の合計の目安です。(あくまで目安です。カーポートとか床暖房とかエアコンとかは入っていません(;^ω^)

 

つまり、ネットでリサーチした住まいの建物本体価格が「2499万円」なら「490万円」を足して。。。

 

「家と諸経費の合計の目安」は2989万円になります。

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「自分たちが準備できる総予算」から、上記で出した「家と諸経費の合計」をマイナスした金額が「土地の予算」です。

「自分たちが準備できる総予算」-「家と諸経費の合計」=「土地の予算」


全体の総予算から「家にかかる費用」をマイナスした予算で、まずは土地を探してみましょう。

 

土地の予算の目安を知ると安心

まずは土地が決まらないと。。。と思いがちですが、先に自分たちの希望の家と諸経費の合計を大まかでもいいので考えてみましょう。

そうすることで、土地の予算の目安が見えてきますので、予算最優先で土地の候補を絞っていけば、予算オーバーになりがちな家づくりの不安が減ります。

あまりにも土地の予算が少なすぎて、土地が選べないようなら、家への要望を見直したり、資金計画そのものを考えなおしたりして、バランスを調整していきましょう。

 

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家を建てる費用~土地なしの場合まとめ

家を建てる費用

順番としては土地を先に決めるので、「まあいいや何とかなるだろう。きっと大丈夫だろう」って安易に全体の予算を考えずに、土地の購入を先走ると、結果として、希望の家が建たなくなったり、ローンが大きくなり過ぎて後悔することになります。

 

①イメージが近い家を参考に「家にかかる費用をザックリ計算」

②全体の総予算から「家にかかる費用」をマイナスした予算で土地を探してみる

③希望の土地が厳しい場合は全体の総予算、家への要望などを再調整してみる

楽しいマイホーム計画の第一歩です。

慎重に、なおかつ前向きにぜひ試してみてください。

あなたの住まいづくりの成功をお祈りしています。

 

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